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傘下あとがき

※プレイ体験に関わるネタバレがあります
※ちょっと長い

 

発端は以下の三本です。

  • 「全編通してクラシックで統一したものがやりたい」
    • 音楽の卵さんのゆっくりめの『パスピエ』が好き
  • 「15分くらいで軽く遊べるものが一本欲しい」
  • 「口調対応とクーポン対応とKC対応をしない」(後述)

 

今回挑戦したことについて。
ひとつはチュートリアルテキストの排除。実際に触って察してもらう形にできたらなあということでした。操作自体シンプルとはいえメニューの名称が特殊なので、詰まらないか…と心配だったのですが、クリア報告いただけたことでほっとしました。ありがとうございます。
もうひとつは視線誘導。慣れを作ってから違和感を置く、というつくりにしています。宿で理解を促して、古物屋で実践の場を用意して、ギルドでそれを崩して。ボリュームの少なさもあって、ほぼアイデア一本勝負でした。楽しんでいただけていたら幸いです。

ストーリーについて。
いつもそうなんですが、好きなように読んでいただいて大丈夫です。今回は特に「これはこういうつもりで言った・したことだよ」と文にするのを避けていて、触れる方に託した部分の多い話になっています。各々の冒険者さんが実際にどんなことを口にしたか、なにを思っていたかは違うだろうし、同じ文の行間にいろいろな物語があるといいなあと思っています。CW、そういう余白が好きです。

作るにあたって(私事)。
自分の作りたかったものってなんだっけ、ということをずっと考えていて…
考えたものがだいたい実装できるようになってきた三年目の今、天井をこすり続けているような閉塞感があって。自分で勝手に敷いた「これをやらなきゃ」「あれを対応しなきゃ」で息が詰まってきたので、一度リセットするつもりで今回のものを作りました。
おかげで作りたいものがちょっと見えた、かも? というところなので、またぼちぼち作っていきたいなあと思っています。いわば作るために作ったもので、表に出すのは心苦しいのですが、これも成果物なので、履歴として。
お付き合いくださりありがとうございました。

2023/06/27

                               

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