※シナリオ内容に関わるネタバレがあります
▼やりたかったことについて
紆余曲折あったので覚えていないのですが、手元の構想メモから引用すると
小さめの話が4つぐらい並行で動いていて、基本的にはどれか一つだけに関わるような形で進んでいく。きちんと追いかければその話自体はよいところに落ち着くものの、すべてに完全に寄り添い続けることはできない。ひとつひとつをちょっとずつ手助けしていくことで、全員を良い方向に動かしていけるようなつくり。群像劇。
だそうです。完成したものとほんのり違う嘘構想になりました。
プロットが難航して、何周しても軸が見えてこなかったので、直接本文を書いてタイトルともどもなんとか探り出していた話でした。構造上かなりNPCに寄っていて、冒険者が直接問題を解決できるものでもなく、誘導も不親切めなので、合わない方も多かろうなあということでreadmeの注意文を手厚めに書いています。すみません。ルヴェーヌを作った反動みたいなものかもしれません。受け止めてくださった方に感謝しきりです。
▼じゃんけんの話
聞き込みの話です。操作時間のわりに手がかかったシステムになっています。
視点人物(+いれば同行者)の狡猾・正直・好戦を特性や型から判定して、最大値を取るものがあればそれ一色にするとか、そうでなければ多い順にカードを振り分けるとか、ということをしています。なので初期手札は何度やりなおしても固定です。一回五分も触らないだろうものなんですが、せっかく主役を選ぶのだからということで……なにより手札がファイブカードになったらおもしろいなと思って……
▼その他
シナリオに出したNPCやその来歴、よほど主軸でもなければ記憶から抜けていくものと思っていたのですが、猫のメニューカード(@yoino様/指をり数へて)を進捗報告画像に含めた時点で「○○(カブ作品名)の猫だ」という類のコメントくださった方が複数方いらっしゃってたいへん驚きました。お察しのとおりです。システムとしても近い内容だったので、関連付けの意味を込めての登場でした。
▼お礼
改めて、「うつわに濁る」触れていただきありがとうございました。
楽しんでいただけて、とは言いづらい作なのですが、物語を受け取っていただけて幸せです。ありがとうございました。
2024/09/21
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